国際結婚手続き〜How to marry Saudi Arabian legally

国際結婚手続きについては色々詳しいサイトや本が書店に売ってたりします。
が、実はサウジアラビア人と 結婚するのは意外に大変です。
サウジアラビア人の彼と結婚したい!と思っている日本人女性は数は少ないと思いますが 必ずいると思います。
私も結婚する前、どうやったら法律上ダーリンと結婚できるのか情報が少なく困ってました。
そこで少しここで私の経験を紹介したいと思います。


何故サウジアラビア人との結婚は難しいの?What's the difficulties to marry Saudi Arabian legally?

サウジアラビア人は基本的に外国人と結婚することが推奨されていません。特にサウジ女性は禁止されてます。それはサウジの伝統や宗教観を維持するためとか、 理由ははっきり分かりませんが、特別な条件が無ければとても難しいです。その条件には、35歳になっても独身だとか、 一人目の奥さんが亡くなってしまったとかが含まれるようです。(ダーリン情報) 日本で結婚が受理されるためには必ずサウジアラビアの政府による許可書が必要なんですね。 それをゲットするにはその条件に当てはまっていたり、または袖の下というかプライベートなコネクションが政府に なければならないんですね。ダーリンが言うにはもしくはそのために大金を払ったりしなければならないそうです。

どうすればいいの?私の集めた情報とは?〜 A piece of information I got.

政府による許可??初めて知ったときふざけてるな〜と思いました。結婚は個人の意志、権利なんだぞと。 まぁ文句を言っても始まらないので、ネットで色々調べてみることに。しか〜し全然情報がないではありませんか!そんなに稀なのね。。英語でも一応調べてみると、 サウジの彼と結婚方法がなくて誰か助けて!みたいなコメントがあったりしました。とにかく日本のサウジアラビア大使館にメールで問い合わせてみました。 日本語でも大丈夫そうでしたが、コンタクトを取れた人が英語のほうが良く分かってるようで英語での やり取りとなりました。 その人の話ではどうやら最近結婚について情報を求める日本人女性が増えてきているようです。サウジアラビアの留学生、 日本にもいますもんね。しかしとっても 困難なので大抵の人はギブアップしてしまうことが多いそう。ダーリンが政府の奨学金生なら外国人ともし結婚できても 奨学金をカットされることになるでしょうとか言ってます。一番早いのは彼が政府に知り合いがいることらしいですが、 もちろんダーリンにはそんな人いません。特にダーリンはサウジではマイナーなシーア派なので、 基本的に差別扱いされてしまいます。 でもでもそのコンタクトをとったサウジの駐在の人、なんと日本人の奥さんがいるそうです!まぁ自分自身が政府の 人だからいいですよね〜。でもとっても時間がかかったし大変だったようです。

次に市役所にメールで聞いてみました。国際結婚は日本で受理される場合にはやはりサウジ政府の許可証を持ってきて下さいと リストに書いてありました。しかし外国で受理させた婚姻届はどうもサウジの政府の許可がなくても日本の市役所では 受理してくれそうなのです。これは新たな発見でした。

私の選んだ結婚の仕方〜The procedure of my marriage.

ダーリンはアメリカの留学生。私との結婚によって奨学金を失うことなく、 そして法律上結婚するためには??結果私たちはアメリカの市役所で結婚を受理してもらい、その結婚証明書を日本の市役所に 後から送って受理してもらうっというものでした。そのためサウジアラビアには私たちの結婚は届けないことにしたのです。 とりあえず奨学金生でいる間は荒波を立てずにという感じです。

6日間仕事の休みをとり、急きょアメリカへ。到着した日に市役所(裁判所)に直行。アメリカで結婚が受理されるには 牧師さんか裁判官の前で結婚を誓わなくてはならないのです。市役所でコンピューターにて結婚の入力を二人でし、 その紙をもって隣の裁判所に直行。裁判官を借りるお金は自由に寄付です。二人の証人がいるとのことでしたが、 誰も私たちに同行していないので裁判官の事務員に頼むことに。法廷で誓いの宣誓と指輪交換をしました。 実は私達指輪なんて用意してなかったため、急きょダーリンがその時小指にはめていた指輪を私の薬指へ。

土日をはさんでしまったため日本大使館はお休みです。月曜日に結婚証明とダーリンのパスポート、私の戸籍などを 持って大使館へ。2ヶ月ほどしたら外務省を通し日本の市役所に届き戸籍に結婚が反映されるようになるでしょうとのこと。次の火曜日に日本に帰国です。 あ〜慌しかった。
なんでアメリカの日本大使館経由で結婚証明書を送ったかというと、ダーリンの身元証明、パスポートを日本に持って帰りたくなかったんですよね。

婚姻が受理されてから〜After the acceptance of marriage.

2ヶ月ほどしてから市役所を尋ねました。まだ受理されてません。お〜い早くしてくれないと困るんだけど。。 直接行って尋ねるのは無駄が多いのでちょくちょく電話で尋ねることに。そしたらある日無事に戸籍が変わってました。 それからアメリカ滞在のビザを取るため、アメリカ大使館のサイトでアポを取り必要書類をそろえ面接に。ダーリンはビザに必要な書類をアメリカから送ってもらいました。I-20とか。。 相手がサウジアラビア人だからビザ取るの苦労するかな?と思い心臓がドキドキでしたが、一瞬面接官にびっくりされた後すんなり何週間後にビザが自宅に届くよ、 と言われ終了。嬉しくて速攻ダーリンに国際電話しました。

5年間有効ビザが無事に届いたので、飛行機を手配し晴れて私はダーリンの元に行くことができました。 いつでも辞めれるようにその頃は仕事も派遣にしていたので、契約が終わって一週間後にアメリカにお嫁に飛んだ私でした。

補足のお話〜Additional stories.

私の場合、たまたまダーリンがアメリカにいたのでこの手順でしたが、日本にいるサウジの彼と結婚するには政府の許可が必ずいるので難しいと思います。 そのため、もし結婚したいならどの国でもいいので外国に二人で飛び、そこで婚姻をその国の条件に従って受理してもらうことが必要になってきます。じゃあその後サウジアラビアに一緒に移り住むときどうするの? と言う話になるでしょう。可能ならば彼に日本で一緒に暮らしてもらうのがベストですよね。サウジで結婚するには条件が要りますが、彼が35歳になるまで待つとか? でも結婚した事実は消せないので、どうにかこうにかなるような気がします。子供ができたり(特に男の子が重要みたいですが)。

とにかく成せば成るです。要はその時の勢いと、本当にその付き合ってる彼が熱意を持って私と結婚したいのか、が大切ですよね。 あ、それと私はダーリンのご両親に結婚前会ったことがありませんでした。ダーリンは私の家族には結婚前にアメリカで会ったことがありました。 アメリカで一緒にダーリンと暮らすようになってから、 夏休みを利用しダーリンのご両親が一ヶ月ほどアメリカに遊びに来たときに初めて対面になったのです。 あ〜緊張した。

結婚式は私達しませんでした。でもそのかわり二人でレストランでお祝いしたのとドレスを着て記念撮影しました。 やっぱり人生一回は着ておきたいものです。ダーリンもアラビアの結婚衣装を着てパチリ。良い思い出になりました。


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